世界日報より抗議文が届きました

世界日報より抗議文が届きました。

世界日報を「統一教会の機関紙」とする私の発言の撤回を求める内容です。
結論から申し上げますと、このような脅しに屈し、私が発言を撤回することは決してありません。なお後述するとおり、世界日報を統一教会の機関紙と扱う学術書や辞書類は複数存在します。

まずは、堀幸雄『最新右翼辞典』(2006年 柏書房)から。
統一教会については、P326から始まる「世界基督教統一神霊協会(統一協会)」の項目で約5ページにわたって詳述されています。画像をご覧いただくとおわかりのように、この中で、世界日報は明確に統一教会の機関紙と明記されています。

次に、日隈威徳『勝共連合』(1984年 新日本出版社)の記述から。
画像のとおり「統一協会の新聞『世界日報』に」との記述があります。
日隈さんがこう書くのも当然ですよね。文鮮明氏の経歴やその訂正記事が掲載される新聞が、統一教会の新聞でないはずがないわけで。

次に、櫻井義秀・中西尋子『統一教会 日本宣教の戦略と韓日祝福』(2010年 北海道大学出版会)から。
600ページ以上にわたる浩瀚なこの学術書には、世界日報と統一教会の関連について興味深い記述が多数登場します。この箇所などは明確。
世界日報は統一教会が作った新聞社と明記されています。

と、このように、「世界日報を統一教会の機関紙と扱う」記述は、前例が多数あります。しかも学術書や辞書類までもがそう記述しています。

おそらくみなさん書籍などの原資料の提示は「お腹いっぱい」だとおもいますので、次に、世界日報から届いた抗議文の内容そのものの問題点を指摘しておきますね。これまで挙証したように世界日報が統一教会の機関紙であることは明らかです。しかしこの抗議文で世界日報は「そうではない!」と言い張ります。

そこです。そこ。そこがまずこの抗議文の問題点。

その世界日報の姿勢そのものが、統一教会の隠蔽体質・偽装体質を表していますよね。さらにいうと、この抗議文には、統一教会のハラスメント体質や権威に擦り寄る姿勢も滲み出ています。

「岡田克也氏や枝野幸男氏や安住淳氏も出ているぞ」との主旨のことを書いていますが、この書き振りからは「権威に依拠して相手を説得しよう」とする姿勢が伺えますね。

舐めてもらってはこまります

岡田克也氏 枝野幸男氏 安住淳氏は、立憲民主党が誇る先輩議員です。しかしその尊敬すべき先輩議員が「世界日報」に登場するという脇の甘さをお見せになったら、諫言申し上げるまでのこと。

ましてや、「ああ先輩もお出になってるんだな」と、世界日報を正当化するはずありません。

世界日報・統一教会がここで、我が党の誇る先輩議員の名前を列挙したのは、いわゆる「ブーメラン」の指摘ではなく、「どうだ、おまえとこのエライさんも出てるぞ。感服しろ」と言いたいからでしょう。

ほら。ね。
世界日報・統一教会は、こうやって政治家を「広告塔」に使うんです。

と、このように、この抗議文そのものが、統一教会の隠蔽体質・偽装体質・ハラスメント体質・権威依存体質をあますところなく表しています。こんな抗議文に屈するわけにはいきません。

メディア方面にもいま抗議文が多数寄せられているとのことですが、メディア各位、こんなのに屈してはだめですよ!

さて、最後に一つだけ付け加えます。
すでに多数の方がお気づきのように、なぜかあの抗議文の日付は「平成4年」となっていますね。合同結婚式と霊感商法問題で、メディアがこぞって統一教会を批判していたのが、ちょうど平成4年。

統一教会はどうやら、平成4年が忘れられないようですねぇ。

統一教会が、平成4年をそんなに忘れられないというのなら、霊感商法や高額献金などの統一教会に関する様々な問題を、社会がもう一度、平成4年のころのように、議論すればいいのです。

私はそうします。私は戦います。
みなさん、一緒に戦いましょう!