参議院 内閣委員会
4月15日 参議院 内閣委員会
2025年4月15日 参議院 内閣委員会で質問しました。ぜひ録画をご視聴ください。
★Youtube録画 https://www.youtube.com/live/HHH3J2DRTOA?feature=shared&t=8134
★ツイキャスアーカイブ https://twitcasting.tv/norikorock2019/movie/814575941
令和7年4月15日 (火曜日)参議院内閣委員会(未定稿より転載)
○石垣のりこ君
立憲民主・社民・無所属会派の石垣のりこでございます。さて、おととい、4月13日に大阪・関西万博が開幕をいたしました。問題は山積みです。パビリオンに関して5か国が未完成のままスタートをいたしました。3月13日の内閣委員会で、再三工期の遅れが指摘されていたパビリオンの建設、「間に合うのか?」という私の質問に、伊東大臣が「関係者の皆さん工期には間に合うとお話しされていたところでございます」と答弁されています。完成しないという発表は開会日前日の12日だったんですが、間に合わないと分かったのはいつなのか、また間に合わなかったことについて、大臣から一言お願いいたします。
○政府参考人(浦上健一朗君)
事実関係ですので、お答え申し上げます。参加国はいずれも開幕にパビリオンを間に合わせようということで多大なる努力を続けてまいりまして、結果といたしまして、158か国ございます公式参加国のうち大多数の国がこのパビリオンの開館をすることができたということであると考えております。ご指摘の5か国でございますけれども、最後の最後まで開幕に間に合わせるように懸命な取組を続けてまいりまして、開幕の前日の時点で当分の間閉館をするということが明確になったということから、博覧会協会から公表したものというふうに考えております。我々自身が認知をしたのもその時点でございます。来場者の皆様、海外パビリオン、本当に各国の個性が表れた様々な文化を表現する大変すばらしい展示が数多くあると考えておりまして、政府としても引き続き支援をしてまいりたいというふうに考えております。
○国務大臣(伊東良孝君)
私も、昨日、おとつい、12、13と、開会式含めて会場に行ってまいりました。大変、雨の中、初日ということもあって、たくさんのご来場客いらっしゃったわけでありますし、また昨日も、お天気も良かったものでありますから、大変にたくさんの方々においでをいただいたところであります。間に合わなかったパビリオンについてのお話でありますけれども、これも様々なその国の事情がありまして、博覧会協会でこれを許可するとかしないとかという話ではもちろんないわけでありまして、精いっぱいその国のパビリオンを完成させようと努力され、そしてまた、外見はできていても展示物で遅れを取っているところもあったと聞いているところでもありますし、様々な事情があったと思っております。ただ、昨日、おとついと会場をずっと見渡してみて、ほとんどその5館以外は予定どおり開館してたくさんのお客様入っているのを見て安心してきたところでもございます。この後、半年間もあるわけでありますので、精いっぱいお客さんに入ってもらうように努力したいと思っております。
○石垣のりこ君
まあ直前まで分からなかったというのはちょっとよく分からないところもあるんですけれども、楽しみにされている方もいらっしゃると思うんですね。インド、ベトナム、ネパール、チリ、ブルネイの5か国のパビリオンの完成の見通し、現段階で教えていただけますか。
○政府参考人(浦上健一朗君)
お答えを申し上げます。まさに今、伊東大臣からお話がございましたとおり、各国抱えている事情はそれぞれでございます。その中で最大限の努力をしているというふうに承知をしておりまして、それが一体いつになるのかということは我々の立場から申し上げるべきものではないというふうに考えております。
○石垣のりこ君
まあ完全な状態ではいつスタートするか分からないということで、これ丁寧なやっぱりインフォメーションを、もうスタートしたわけですから、して、ちゃんと皆さんにお伝えするということは重要だと思います。各国展示の中で、ちょっとパレスチナの展示について伺います。9日のプレス公開の際に、パレスチナのコーナーの展示物がなくて、発送はイスラエルの軍事占領のために遅れていますとメッセージが掲示されていたということです。そのメッセージは、その日のうちに、「尋ねて(ください)」という文言に差し替えられたと、それも今は撤去されているようなんですが、駐日パレスチナ代表部に問い合わせましたら、イスラエルから外務省と万博協会に苦情があったということを外務省と万博協会からパレスチナ代表部の方が聞かされて、パレスチナ側でメッセージを差し替えて、また撤去したということなんです。事実関係伺います。イスラエルからパレスチナが、イスラエルからこの苦情が実際にあったのかどうか、万博協会から駐日パレスチナ代表部に対してメッセージを取り下げるような働きかけを行ったのか、万博協会、この2点について、事実関係を教えてください。
○政府参考人(浦上健一朗君)
お答え申し上げます。まず、ご指摘のような展示の中の掲示が短期間行われていたということは把握しておりますけれども、各パビリオンの中の展示をどうするか、あるいはどういうことを掲示をするかといったことにつきましては、これは原則として出展者に完全に委ねられているということでございまして、あくまでこの個別の出展内容、掲示内容ということに関しましては出展者の判断において行われているというところでございます。その上で、ご指摘のあったようなやり取りがあったとは承知をしておりませんけれども、各出展者との関係で、博覧会協会の方では日常的に様々なやり取りをさせていただいております。一般論ではございますけれども、いずれのパビ リオンに対しても、万博を安全、安心に進めていくという、こういう観点から配慮をするようにということは求めてきているところでありまして、パレスチナに対しても同様の配慮を求めているというふうに認識をしております。
○石垣のりこ君
安全に関しての配慮ということですか、今ちょっとよく分からなかったんですけれども。各国とのやり取りは答えられないというお決まりの答弁なんですけれども、今回の万博、「いのち」がテーマです。イスラエルからのそういう働きかけがあったのかどうなのかもお答えできないということなんですけれども、いずれにしましても、日本側が仮に忖度をしてパレスチナ側にそのようなことを伝えるというようなことがもしあったのならば、非常にゆゆしきことだというふうに考えます。この件に関しては以上で。
続いて、また万博に関して伺いますが、子どもトイレに仕切りがない一部のこのトイレがあるということで、写真入りでSNSに投稿され、話題になりました。まずは、一般論として、こども担当大臣の三原大臣に伺います。トイレを利用しているところが第三者に見えてしまうような状況になることは、プライバシー権や名誉の保持を規定する子どもの権利条約第16条に反するのではないかと考えますが、いかがでしょうか。
○国務大臣(三原じゅん子君)
児童の権利条約の第16条において、プライバシーの保護に関する規定があると承知をしております。また、こども基本法においても、児童の権利条約の趣旨にのっとり権利の擁護が図られるものとされており、一般論として、子どものプライバシーが守られ、個人として尊重されることは重要であると考えております。
○石垣のりこ君
では、くだんの子どもトイレについて伺いますけれども、万博会場のこのベビーセンターというところのトイレだということなんですけど、このベビーセンター、どのような場所なんでしょうか。
○政府参考人(浦上健一朗君)
お答え申し上げます。この迷子/ベビーセンターといいますのは、迷子の預かり所、あるいは万博会場に来場された小さなお子様の休憩所として、会場内の東と西ゲートございますけれども、それぞれに各1か所設置している施設でございます。こうした施設におきましては、仮に迷子が出ればそうした方々の早期発見、早期解決ということに努めるということと、それからベビーカーの貸出しの対応、授乳室、あるいはおむつ替えの設備の提供といった小さなお子様連れの来場者へのフォローを総合的に行う拠点だというふうに考えております。1点ですね、ちょっとこの話、SNSの投稿なども拝見をいたしましたけれども、若干誤解があるのではないかと思いますのは、あくまでこれは小学生とか幼稚園児が使うことを想定したものではなくて、0歳から2歳児の利用を前提に設計をされたというものでございます。まだ自分だけではちょっとおトイレには行けなくて、親御さんのお助けが必要だということになるので、その利便を考えて、考慮して設計をされたものであるというふうに承知をしております。
○石垣のりこ君
今、説明はしていただきましたけれども、ホームページ見ても詳しい説明が余りなくて、非常にこの辺りもインフォメーション不足かなというところがあります。資料②をご覧いただきますと、実際にその写真がございます。ベビーセンターのこの子どもトイレ、男児用の小便器が2つ、男女兼用の幼児用洋式便座トイレが3つ並んでいます。合計5つの便器が並んでいるわけなんですが、洋式便座の方にはトイレットペーパーホルダー一体型のU字型の手すりがありますが、まあ基本丸見えなわけですね。なぜ仕切りがないのか。まあ主に親子が利用するにしても、見ず知らずの大人に丸見えの状態で、幾ら乳幼児とはいえ、子どもが用を足すということに対して、抵抗を感じる親もいるのではないかと思います。子どもへのプライバシーの配慮に欠けているのではないかとも考えますが、いかがでしょうか。
○政府参考人(浦上健一朗君)
お答え申し上げます。ちょっと申し上げましたとおり、0歳児から2歳児の利用を前提ということでございますので、あくまで自分だけではおトイレへ行けないというお子様を念頭に置いておりますので、そこにお助けされるのは保護者であったり、あるいは同行の見知った大人の方だということが想定されるということでやらせていただいております。今のこの施設の運用につきましては、その施設の中に会場のスタッフがおりまして、このトイレを使っているときには無断でほかの人が入らないというような形で運用されているというふうに承知をしております。したがって、利用者のプライバシーに関してはきちんと担保された形で運用されていくものというふうに考えております。
○石垣のりこ君
いや、だから、これだけ最大5人のお子さんが使える場所を、もちろんお知り合いの方たちが団体で入られるんだったらまだ気心知れていていいかもしれませんけれども、全然、その場に遊びに来た見ず知らずの親子が並んで使うということになると抵抗を感じる方もいるのではないかということで私は問題提起を申し上げているんですけど、この点についていかがですか。
○政府参考人(浦上健一朗君)
お答え申し上げます。申し上げましたとおり、そこにはスタッフがおりまして、そういう意味ではその人間が管理をしながら使ってもらうということになっております。あくまで、この場所を、もしご同行の方が同意が取れるという場合であれば同時に2組以上が使うということがあり得るということで運用はされるようでございますけれども、基本的には見知った人たちだけが使う空間として使われるということで、例えばお子様が2人、3人おられると、そういう意味ではこういうスペースがあると利便性があるというふうになるものだというふうに考えております。
○石垣のりこ君
5つあって、男の子用が2つ、男女兼用のが3つあって、基本的に1組でその場所を使うということなんですか。
○政府参考人(浦上健一朗君)
基本的にはその1組、で、もし了解が取れた場合にはほかの組合せが来ることがあるということでございますけれども、ただ、トイレは子ども用のものも含めてその敷地内に別のところ、普通に個室で仕切られているものもございますので、そこはそっちを使っていただくということもできるようになっております。あくまで選択肢としてこれが用意されているということで理解をしております。
○石垣のりこ君
いや、もちろん大家族というのはいらっしゃると思いますので、三つ子と双子で年子だみたいなことはあり得るかもしれませんし、大家族用というのはあるかもしれないんですけれども、これを5つ並んでいるところを1組で使うことを想定して、もしご了解いただけたらそこにも別の方が入ってきて使っていただくというのは、これ相当説明としては無理があるんじゃないでし
ょうか。これが保育所、いわゆる見知った方たちが使って、保育士の先生方がいらっしゃって、こういう場所でトイレトレーニングをしていくという場所としては分かるんですけれども、ここ、不特定多数の方が、もちろんそのお子さんがいらっしゃるという条件はあるにしても、(不特定多数の)方がお使いになる場所として、これを1人で使うということも含めてちょっと考え難いわけですよね。これ、三原大臣、このようなトイレの在り方というのは、今話をお聞きになっていて、ちょっと子どものプライバシーの観点からというので1組だというんですけれども、ちょっと無理があると思うんですが、どのようにお感じになりますか。
○国務大臣(三原じゅん子君)
今、大阪・関西万博における子ども用トイレにつきましては、先ほど経済産業省から答弁があったとおりでありますし、私どももそのように伺っております。一般的に公共空間に設置するトイレの設備等の在り方については、その設置団体、設置主体が利用者や利用方法を検討した上でそれぞれ適切に設置されるものと考えておりますので、個別具体の事例について私から答弁というのは差し控えさせていただきます。
○石垣のりこ君
いや、設計のミスがあったということがあるんだったらば、それをきちんと言って、何らかの仕切りを作るなど別に改善すればいいだけの話であって、これを1組の方が基本的に使うように設計をしてあるんですということ自体が、ちょっとこれは無理があり過ぎると思うんですよね。こういうちょっと過ちがあったときにはちゃんときちんと認めて、別に変えればいいだけの話ですので、やっぱりこの万博の問題、これに尽きないんですけれども、来場者の方がきちんと安全に安心して使えるようにしっかりとちょっと運営をしていただきたいということを申し上げて、このトイレの問題は以上にさせていただきたいと思います。
続いて、マイナ免許証に関しての質疑になりますので、伊東大臣、そして三原大臣は以上でご退席いただいて、お取り計らいをお願いいたします。
○委員長(和田政宗君)
伊東大臣と三原大臣におかれましてはご退席なさって結構です。
○石垣のりこ君
3月24日から利用が開始になりました、発行開始になりましたマイナ免許証について伺います。これまでの免許証だけ、マイナ免許証だけ、またこれまでのものとマイナ免許証と2枚持ち、今選択肢が3通りございます。平デジタル担当大臣が、マイナ免許証では海外で運転することができないので、既存の免許証との2枚持ちを勧めるという発言をされていらっしゃいます。この海外の運転のときのみならず、2枚持ちをした方がいいなと思うような事例がほかにもありまして、例えばレンタカーを借りようとしたとき、当面マイナ免許証では貸出しをしないという会社がございます。この点、坂井国家公安委員長、ご存じでしたでしょうか。
○国務大臣(坂井学君)
レンタカー事業者の中には、システムの対応を検討中などの理由で従来の免許証のみが利用できる旨ウエブサイトで明らかにしている事業者があるという報告は受けております。
○石垣のりこ君
もうウエブサイトで明らかにしていただいたり、何らかのインフォメーションをしていただかないと、いつも借りていたものをマイナ免許証にしたら借りられなくなったというと非常に困りますので、きちんとこれはインフォメーションしていただきたいと思いますが。資料③を見ていただきますと、これ、とあるレンタカー会社のホームページに書かれているものです。当面の間は従来の免許証、運転免許証のみで対応させていただきます、この会社をご利用されるお客様におかれましては、マイナ免許証と従来の運転免許証の併用、又は従来の運転免許証にて運転免許資格の発行、更新手続をしていただきますようお願いいたしますという、こんなふうに書かれて、私、主なレンタカーの会社見ましたけれども、こういうところもほかにもございます。マイナ免許証が使えるレンタカー会社もあるんですが、これまでの免許証なら見せるだけで終わっていたわけですが、この免許証、マイナ免許証読み取りアプリをダウンロードしておいて読み取って提示しなきゃいけない。このアプリも面倒で、すぐ起動して出てくるんだったらいいんですけれども、暗証番号を入れて、今度はマイナンバーカードに記載された生年月日と有効期限のこれ年だけ入れる、それでセキュリティーコード、この3点を手入力して、マイナンバーカードをかざして認証を開始して何事もなければ表示されるという、このステップを踏まなきゃいけないわけです。これを考えると、何だ、今までの免許証そのまま出していた方が楽じゃないのということになると思うんですね。さらに、このマイナ免許証のメリットとして全部で4つ挙げられているんですが、そのうちの1つに、更新時の講習をオンラインで受けられるというこのメリットがあります。優良ドライバーと一般ドライバー講習に限られるんですが、マイナ免許証を持っていれば、これ運転免許センターに行かなくても、この優良ドライバーと一般ドライバーの方は免許更新できるんでしょうか。
○政府参考人(早川智之君)
お答えをいたします。まず、読み取りの話でございますが、免許情報がマイナンバーカードのICチップに記録されておりますマイナ免許証につきましては、免許保有者や関係事業者が免許情報を確認できるよう、警察庁では、マイナ免許証読み取りアプリを開発し、無料で公開しているところでございます。アプリを利用する場合には、ご指摘のように暗証番号を入力するなど一定の操作が必要になりますが、マイナ免許証でありますマイナンバーカードのみを携帯すればよいというメリットもございます。それから、更新の話でありますが、マイナ免許証のメリット、あっ、更新の話……(発言する者あり)失礼しました。オンライン更新の講習の話ですが、マイナ免許証のメリットといたしまして、優良運転者講習や一般運転者講習のオンライン更新時講習をどこでも好きなときに受講できるということがございます。一方で、免許の更新手続には、更新時講習のほかに視力などの適性検査を行う必要がございまして、免許更新の際には免許センター等に来所していただく必要がございます。
○石垣のりこ君
視力検査と、及び写真撮影もあるというふうに確認しております。これ、マイナンバーカードを使っているから、券面に写真があるので、ああ、じゃ、運転免許のときには写真撮らなくていいんだと思いきや、改めて運転免許を、マイナンバーカード取るときも撮らなきゃいけないんだそうです。そのICチップの中にその写真情報も入れると、別途入れるということなんですね。なので、あっ、何だ、マイナ免許証にしたら運転講習、これオンラインでできるからもう運転免許センター行かなくていいんだと思っていたら、いや、視力検査と写真撮影はありますということで、結局行かなきゃいけないんだったら、待っている間にこの講習受けていた方がいいんじゃないかというような、非常に何か本末転倒のような状況が今生まれているわけでございます。これ、手数料も安くなるということなんですけれども、確かに、これ資料④、ご覧いただければと思います。新規取得の手数料は1550円で、これまでの免許証のみを新規で取得する金額2350円よりも安くはなります、800円安いです。でも、ここまで話したように、これまでの免許証を持っていた方がいいことも多いので、2枚持ちにすることを考えると、最初から2枚持ちの方が割安になると。これ、マイナ免許証のみを選択して、もしなくしたときに、これまでの免許証、マイナ免許証の交付にちょっと時間が掛かりますのでこれまでの免許証を、じゃ、ちょっと交付してもらおうということになると、再交付、この更新手続のお金が再交付という形になって、この表の中にはないんですが、手数料2550円掛かるんですね。結局、合計、なくしました、マイナ免許証1枚にしました、なくしました、従来の免許証を取得しました、マイナ免許証も更新しましたとなると、2100円足す2550円で4650円掛かるという。何かマイナ免許証にすると安くなるよといって、最初だけはいいんだけども、結局2枚持ちしていた方がいいと。本当にこれ安くなるというふうに言っていいのかどうなのかという、非常にこれ疑問が生じるわけです。ほかのメリットに関してもかなり中途半端なことがたくさんありまして、これ、マイナ免許証のメリットとして挙げられているものがことごとく中途半端なということもあり、2枚持ちでないと免許証の役割を果たせていないということもあると。これ、マイナ免許証一本化ということは、今後、今は3種類持ち方がありますけども、お考えになって、よもや考えていらっしゃらないとは思うんですが、そのようなことがないということをちょっと大臣に確認をしたいと思うんですが、いかがでしょうか。
○国務大臣(坂井学君)
マイナ免許証につきましては、健康保険証と異なりまして、たとえ通信が困難な状況においても実際に運転している方が運転免許を有するかを現場で確認できるようにする必要があることや、警察の運転者管理システムの大規模な改修が必要となることから、どのような仕組みが国民の皆様に使いやすく、かつ効率的であるか検討してきたものと承知をしているところでございまして、その結果、今ご指摘の3つの中から本人が希望する保有形態を選べるという形で今あります。今後の施行状況といった諸事情を見ながら検討する必要があろうかと思いますが、まず、とにかく開始したばかりということもございますので、今後の取扱いについては、その施行状況、あくまでこれを見ながら諸事情を検討する必要があると考えているところでございます。
○石垣のりこ君
ちょっとなくす可能性のような、ちょっと言及され、ちょっと不安なんですけれども、デジタル化を進めないのかとかと言う人はいるんですけれども、従来の免許証の方が使い勝手が良かったら、わざわざ変える必要がないわけですね、大金を投じて。これちょっと便利にならなきゃ意味がありませんし、まずは今の段階での一本化は決してやめていただきたいということを申し上げて、質問を終わります。ありがとうございました。